専用治具とテープの工夫で塗装不良を未然防止

OA機器用オプション部品

お客様の課題

繊細かつ作業箇所の多いマスキングを伴う、新規製品の受注が決定しました。工程は「プレス後の板金部品の洗浄、マスキング貼り、塗装、マスキング剥がし、出荷準備」という複雑なものです。試作から量産移行までの準備期間は約半年であり、事前対策がないまま量産をスタートさせてしまうと、マスキングの位置ズレや貼り忘れによる不良が流出し、お客様の製造工程に影響を及ぼすリスクがあるため、万全の供給体制を整える必要がありました。

当社からのご提案

量産開始までの限られた時間の中で想定されるトラブルを未然に防ぐため、社内ミーティングを経て、自社で板金製作した専用マスキング治具の試作を重ねました。さらに、角や丸といった既製品のテープではなく、マスキングテープ自体を必要な形状・寸法にアレンジした「特注のカット品」を購入して使用する手法を計画。作業のバラつきを抑えた確実性の高い作業工程を構築し、お客様へ提案いたしました。

プロジェクトの成果

試行錯誤を経て考案した治具とカット品テープを導入して量産をスタートした結果、品質が不安定になることなく順調に推移し、お客様からも高い評価をいただきました。既製品を使用した場合と比較すると、この工夫により1台当たり約30分の作業時間が削減できました。事前の綿密な対策により、お客様のラインに影響を及ぼすマスキング不良の流出リスクを未然に回避し、安定した品質での供給を実現しました。