機械カシメへの転換で溶接外れの不安を解消

電子デバイス部品シャーシ
お客様の課題
元々の設計が溶着タイプのオネジ(雄ネジ)であり、作業中やお客様の製造工程で溶接外れが発生していました。発生頻度は高くはないものの、「また外れるかもしれない」というお客様の不安を解消できずにいました。万が一、溶接外れが起きるとお客様の生産ラインが停滞するだけでなく、当社の選別作業が完了するまで納品したロットに手を付けることができなくなります。こうした生産上のリスクと心理的負担の解消が大きな課題でした。
当社からのご提案
当社は、従来の「溶着方式」から「機械カシメ方式」への変更をご提案しました。電流の変動による影響を受けやすい溶着に対し、当社の過去の経験からカシメ方式の方が圧倒的に効果的であると判断したためです。効率よく作業を行える自社保有の専用設備2台を活用し、機械によって常に一定の力でクリンチング(締結)を行うことで、ネジが外れる可能性をゼロへ低減させる具体的な仕様変更を提示いたしました。
プロジェクトの成果
機械カシメへの転換により、溶接外れの不安を完全に払拭しました。さらに、溶着時に発生していた飛散スパッタやコゲが一切なくなったことで、製品としての高級感が上がり、見栄え(意匠性)の大幅な向上という付加価値をお客様に提供できました。また、当社工程においても後工程の拭き取り作業が削減され、より安定した品質での製造が可能となっています。製品クオリティと安心感の双方でお客様に大きく貢献できました。